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37歳、僕は「安定」を捨てて「自由」を選びました
12月1日。僕は、今年度末で教師という仕事を辞めることを、校長へ正式に伝えました。
教員のキャリアを歩んでいる人なら誰もが目にする「身上調書」。そこには「留任・転任・退職」という3つの選択肢があります。教員採用試験に合格し、希望に燃えて教壇に立った20代の頃、まさか自分が定年前に「退職」の二文字にチェックを入れる日が来るとは、夢にも思っていませんでした。
現在37歳。中堅と呼ばれる立場になり、仕事も一通りこなせるようになった今、僕はあえて「一身上の都合」という簡潔な言葉とともに、10数年守り続けてきた「公務員」という安定した身分を手放す決断をしました。
この記事では、僕がなぜ教師を辞めたいと思うようになったのか、そのリアルな葛藤と、退職を決断するまでの道のり、そして退職後に見据えている「投資とブログ」という新しい生き方について、包み隠さずお話しします。
今、職員室のデスクで、あるいは日曜日の夜の重苦しい空気の中で「教師を辞めたい」と検索しているあなたへ。この記事が、あなたの人生を問い直すきっかけになれば幸いです。
「教師 辞めたい」と検索する日々が始まるまで
理想に燃えていた若手時代
僕が教師を目指したのは、「子どもたちの未来に寄り添い、成長を一番近くで支えたい」という純粋な思いからでした。大学時代は教育実習に明け暮れ、採用試験に合格した時は、人生の勝利を確信したような晴れがましい気持ちでした。
初任の頃は、とにかく毎日が必死でした。授業準備に追われ、夜遅くまで教材研究をし、週末も部活動の指導で潰れる。それでも、「子どもの『わかった!』という笑顔」が見られるだけで、すべての疲れが吹き飛ぶような感覚がありました。「これこそが天職だ」と本気で思っていたんです。
徐々に蝕まれていった「教職の現実」
しかし、年数を重ねるごとに、理想と現実のギャップが少しずつ、しかし確実に僕の心を蝕んでいきました。教師という仕事の「ブラック」な側面が、看過できないレベルで生活を支配し始めたのです。
- 休憩という概念の欠如:朝7時過ぎに出勤し、退勤は21時を過ぎるのが当たり前。昼休みは給食指導と連絡帳のチェック、放課後は会議と部活動。コーヒーを一口飲む暇さえありません。
- 膨大な事務作業:「これ、本当に子どものためになるの?」と疑問を感じるような大量の報告書、アンケートの集計、行事の計画書。本来もっと時間をかけるべき「授業準備」が、深夜の自宅で行う「持ち帰り仕事」になっていきました。
- 対人関係のプレッシャー:子どもたちとの関係だけでなく、保護者からの過度な要求や、職員室内の複雑な人間関係。常に「誰かに見られている」「失敗できない」という無言の圧力が、精神的な重荷になっていきました。
気づけば、日曜日の夕方になると「サザエさん症候群」どころではない、激しい動悸と胃の痛みを感じるようになっていました。スマホで「教師 辞めたい」「教員 退職 体験談」と検索する。それが僕の唯一の現実逃避でした。
決断の引き金:僕が「安定」を手放そうと思った瞬間
なぜ、それでも「安定」と言われる公務員を辞めようと思ったのか。それは、自分自身の人生の優先順位が変わったからです。
きっかけは、家族との時間でした。ある日、疲れ果てて帰宅した僕に、子どもが今日学校であった出来事を一生懸命話してくれました。しかし、僕の頭の中は翌日の授業準備と、未処理の事務連絡でいっぱい。生返事しかできず、挙げ句の果てには「パパ疲れてるから、後にしなさい」と突き放してしまったんです。
その時の子どもの寂しそうな顔を見て、ハッとしました。
「僕は他人の子どもの成長を支えるために、自分の子どもの成長を見逃しているのではないか?」
「このまま定年まであと20年以上、自分を削りながら働き続けるのが、僕の望んだ人生だったのか?」
答えは、明確に「NO」でした。
「教師」である前に、僕は一人の「人間」であり、「父親」でありたい。自分の人生のハンドルを、学校という組織から自分自身の手に取り戻したい。そう強く確信した瞬間でした。
退職を伝えるまでの壮絶な葛藤
とはいえ、すぐに決断できたわけではありません。辞めると決めてからも、何度も心が揺れ動きました。
「逃げ」ではないかという罪悪感
一番苦しかったのは、「途中で投げ出すのは子どもたちへの裏切りではないか」という罪悪感です。担任として受け持っているクラスの子、卒業まで見届けたいという思い。同僚に迷惑をかけてしまう申し訳なさ。日本の教育現場は「自己犠牲」が美徳とされる風潮があり、辞めることは「悪」であるかのような錯覚に陥りました。
経済的な不安と「世間体」
37歳、住宅ローンもあり、家族もいる。安定した給料とボーナス、手厚い福利厚生。これらをすべて失うことへの恐怖は計り知れませんでした。「公務員を辞めるなんて正気か?」という世間の声が聞こえてくるようでした。
しかし、ここで僕を支えてくれたのが「投資」との出会いでした。
数年前からコツコツと始めていた株式投資。資産が少しずつ積み上がり、配当金という「働かなくても入ってくるお金」の存在を知ったことで、「もしもの時も、半年〜1年はなんとかなる」という心の余裕が生まれました。投資を学んでいたおかげで、僕は「安定=一つの職場に居続けること」ではなく、「安定=自分で稼ぐ力と資産を持つこと」だと定義を書き換えることができたのです。
校長室での対話:辞意を伝えたとき
12月1日、意を決して校長室の扉を叩きました。以前から「今の働き方に悩んでいる」という相談はしていましたが、正式に「退職します」と伝えるのは、手が震えるほど緊張しました。
校長は僕の話を最後まで静かに聞いてくれました。
「決めたんだね。でも少しもったいない気もするけれど……。君ならどこへ行ってもやっていけると思う。ただ、やはり寂しくなるね」
引き止められることも覚悟していましたが、校長は僕のこれまでの働きを認め、最後は背中を押してくれました。その言葉を聞いた瞬間、自分でも驚くほど涙が溢れてきました。それは悲しい涙ではなく、何年も背負い続けてきた重い荷物を、ようやく下ろすことができた解放の涙でした。
周囲の反応:同僚と家族
同僚たちの反応
職員室で退職の噂が広まると、同僚からは驚きの声とともに、意外な反応が返ってきました。
「実は自分も辞めたいと思っているんだ」「その勇気がすごいと思う」
批判されるかと思っていましたが、実際には、同じように限界を感じている先生たちがこれほどまでに多いのかと痛感させられました。
家族の反応
妻に最初に打ち明けた時は、当然驚かれました。しかし、僕がどれほど心身ともに疲弊していたかを一番近くで見ていたのは彼女です。「あなたの人生なんだから、後悔しないようにしなよ。死ぬほど働いて倒れるよりずっといい」と、最後は笑って許してくれました。この言葉がなければ、僕は今も迷いの中にいたかもしれません。
教師を辞めてよかったこと、困ったこと(正直に書きます)
まだ退職が決まった段階ではありますが、決断したことで見えてきた「光と影」を正直にお伝えします。
辞めると決めてよかったこと
- 心の健康を取り戻した:「明日も仕事に行かなければならない」という絶望感から解放され、夜ぐっすり眠れるようになりました。
- 家族との会話が増えた:仕事以外のことを考える余裕ができ、子どもと一緒に笑う時間が増えました。
- 新しい挑戦へのワクワク感:投資やブログなど、自分の力で人生を切り拓く楽しさを感じています。
辞めることで直面する困ったこと・不安
- 安定収入の喪失:毎月の給料が保証されないという不安は、やはりゼロではありません。
- 社会的な肩書き:「教師です」と言えば通じていた信頼がなくなることへの戸惑い。
- 手続きの煩雑さ:健康保険、年金、確定申告……。これまで事務任せだったことをすべて自分でやる大変さ。
それでも、僕は「自分の時間を自分のために使える」というメリットの方が、何倍も大きいと感じています。
これからの生き方:投資とブログ「安定から自由へ」
退職後の具体的な生活については、まだ模索中です。しかし、軸にしたいのは「投資」と「ブログ(発信)」です。
教師時代、僕は「お金の話をするのは卑しい」という空気の中で生きてきました。しかし、自分を救ってくれたのは、間違いなく投資の知識でした。このブログ「安定から自由へ」では、僕が教師として培った「伝える力」を活かし、同じように仕事で苦しんでいる人、将来に不安を感じている人へ、資産運用や新しい生き方のヒントを発信していきたいと考えています。
教師という肩書きはなくなりますが、これからは「人生をより良く生きるための知恵」を共有する、新しい形での「先生」になれたら。そんな淡い希望を持っています。
「教師を辞めたい」と悩むあなたへ伝えたいこと
今、この記事を読んでいるあなたは、本当によく頑張っています。毎日、子どもたちのために、保護者のために、学校のために、自分を削って尽くしてきた。それは誰にでもできることではありません。素晴らしいことです。
でも、もしあなたが「もう限界だ」「自分の人生を生きたい」と感じているなら、その心の声を無視しないでください。教師を辞めることは、逃げでも失敗でもありません。自分の人生を大切にするための、前向きな「卒業」です。
世の中には、学校以外にもたくさんの世界が広がっています。教員免許を持ち、これほど過酷な環境で働いてきたあなたなら、どこへ行っても必ず道は開けます。
まずは、小さな一歩から始めてみてください。副業の準備でもいい、投資の勉強でもいい、あるいは単に「辞めた後に何をしたいか」をノートに書き出すだけでもいい。その小さな積み重ねが、いつかあなたを救う盾になります。
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まとめ:残り4ヶ月、そして新しい未来へ
今年度末まで、あと4ヶ月ほど。教師としてのカウントダウンが始まりました。
辞めると決めたからといって、手を抜くつもりはありません。むしろ、この4ヶ月が僕にとっての「教員生活の集大成」だと思っています。目の前の子どもたちと過ごす一日一日を噛み締め、丁寧に、熱意を持って向き合っていきたい。そして、最後の日には笑顔で「ありがとうございました」と言って教室を後にしたい。
このブログでは、退職までのリアルな経過や、退職後の手続き、そして投資の実績についても発信し続けます。僕のこの挑戦が、あなたの勇気の一助になれば幸いです。
「安定」の先にある「自由」を目指して、一歩ずつ進んでいきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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