NISAで株を買ったのに、配当金が課税されている……そんな経験はないだろうか。
実は、NISAで買った株の配当金を本当に非課税にするには、証券会社で「株式数比例配分方式」に設定する必要がある。これを知らないままだと、せっかくNISAで投資していても配当の約20%が税金で持っていかれている。
私自身も2019年に投資を始めた当初、この設定を知らずに1年以上損をしていた。今日はその失敗を踏まえて、設定方法をわかりやすく解説する。
- なぜNISAでも配当金が課税されるケースがあるのか
- 株式数比例配分方式とは何か・なぜ重要なのか
- SBI証券・楽天証券での設定手順(画像付き解説)
- 設定を変えると何が変わるか
NISAなのに配当金が課税される仕組み
NISAの非課税メリットは、売却益(譲渡益)と配当金の両方に適用される。ただし、配当金の受け取り方式によっては、非課税にならないケースがある。
配当金の受取方式は主に3種類ある。
| 受取方式 | NISA非課税 | 説明 |
|---|---|---|
| 株式数比例配分方式 | ○ 非課税 | 証券口座に直接入金。NISA口座の株は非課税になる |
| 配当金領収書方式 | × 課税される | 郵便局で受け取る方式。NISA口座でも約20%課税 |
| 銀行口座振込方式 | × 課税される | 指定の銀行口座に振込。NISA口座でも約20%課税 |
「NISAで買ったのに配当が課税された」という場合、ほぼ確実に株式数比例配分方式以外が設定されている。
株式数比例配分方式とは
株式数比例配分方式とは、保有している株数に応じて、配当金が直接証券口座に振り込まれる仕組みだ。NISA口座で保有している株の配当はNISA口座に、特定口座で保有している株の配当は特定口座に振り込まれる。
NISA口座に振り込まれた配当は、NISAの非課税メリットが適用されるため、約20%の税金が引かれない。これが唯一の正解だ。
- 年間配当10万円の場合、課税されると約80,315円(税引後)
- 非課税なら10万円まるごと受け取れる
- 差額は約19,685円。長期では大きな差になる
SBI証券での設定手順
SBI証券で株式数比例配分方式に設定する手順を解説する。
手順1:ログインして「口座管理」へ
SBI証券にログインし、画面上部の「口座管理」をクリックする。
手順2:「お客様情報 設定・変更」を選択
「口座管理」のメニューから「お客様情報 設定・変更」を選ぶ。
手順3:「配当金の受取方法」を変更
ページ内にある「配当金の受取方法」の項目を探し、「株式数比例配分方式」を選択して確定する。
- 設定変更は翌営業日以降に反映される場合がある
- 複数の証券会社を使っている場合は、それぞれで設定が必要
- 一度設定すれば、その後は変更するまで継続される
楽天証券での設定手順
楽天証券での設定手順も解説する。
手順1:マイメニューから「配当金・分配金受取方法の変更」へ
楽天証券にログインし、マイメニューの「設定・変更」→「配当金・分配金受取方法の変更」を選ぶ。
手順2:「株式数比例配分方式」を選択
現在の設定が表示されるので、「株式数比例配分方式」を選択して「変更する」ボタンを押す。
変更後は、確認メールが登録アドレスに届く。これで設定完了だ。
設定前・設定後で何が変わるか
私が投資を始めた2019年〜2020年、この設定を知らずに銀行口座振込方式のままだった。当時保有していた株の配当金は毎回20%課税されて振り込まれていた。
「NISAで持っているのに、なんで税金引かれているんだろう」と思いながら1年以上放置していたのが正直なところだ。
設定を変えた後は、NISA口座の配当金がまるごと入ってくるようになった。たかが20%と思うかもしれないが、高配当株を長期保有すると配当の累計額はかなり大きくなる。その20%が消えるか残るかは、10年・20年単位で見ると非常に大きな差になる。
よくある疑問
Q. 設定変更すると、既に保有している株の配当も変わる?
A. はい、次回の配当権利確定日以降の配当から新しい方式が適用される。既に受け取った配当は遡及されない。
Q. 特定口座の株も株式数比例配分方式に設定する必要がある?
A. 特定口座の株は、どの受取方式でも源泉徴収(20.315%)が行われる。NISA口座の非課税メリットを受けるためにだけ、この設定が重要。
Q. 株式数比例配分方式に設定すると、銀行口座には入金されない?
A. そのとおり。証券口座に直接入金される。証券口座から銀行口座への出金は随時できる。
まとめ:今日すぐ設定を確認しよう
- NISAで配当金を非課税にするには「株式数比例配分方式」への設定が必須
- 設定していないと、NISA口座の配当も約20%課税される
- SBI証券・楽天証券どちらも、設定メニューから数分で変更できる
- 長期保有の高配当株投資では、この設定が累積リターンに大きく影響する
NISAの非課税メリットを最大限活かすための基本設定だ。まだ確認していない人は、今日中に証券会社のマイページで確認してほしい。
高配当株投資を始めるなら
株式数比例配分方式への設定はどの証券会社でも必要だが、高配当株投資のスタート口座として個人的に使いやすいと感じているのが楽天証券だ。楽天市場との連携や、楽天ポイントで株が買える点が生活に溶け込みやすい。
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※この記事は投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。掲載データは2026年5月時点の公開情報を基にしています。

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