「高配当株に投資したいけど、個別株は難しそう……ETFでいいのかな?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?私も最初はそう思っていました。
2019年から株式投資を始めた私、いちは、今では三菱UFJ400株・JTなど個別株を中心に保有しています。ですが、投資を始めたばかりの頃、正直「どの銘柄を買えばいいかわからない」と悩みました。
小学校教師をしながら投資の勉強をしていた当時、ETFという選択肢が「手間がかからず、分散されていて安心感がある」と感じたのを今でも覚えています。
この記事では、日本株の高配当ETFとして人気の高い3銘柄——1489(NF・日経高配当50)・1577(NF・日本株高配当70)・2564(グローバルX)——を徹底的に比較します。
データは2026年5月時点の最新情報をもとにしています。「どれを選べばいいかわからない」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
高配当ETFとは?個別株との違いをおさらい
まず基本を確認しておきましょう。
ETF(上場投資信託)は、複数の銘柄をまとめてパッケージ化した金融商品です。株式市場に上場されているため、株と同じように売買できます。
「1本買うだけで複数銘柄に分散投資できる」のが最大のメリットです。
| 比較項目 | 個別株 | 高配当ETF |
|---|---|---|
| 分散効果 | △ 自分で組む必要あり | ◎ 自動的に分散 |
| 銘柄選択の手間 | × 調査が必要 | ◎ 不要 |
| 利回りの高さ | ◎ 工夫次第で高め | ○ 安定的に3〜4% |
| コスト | ◎ 信託報酬なし | △ 信託報酬あり |
| 銘柄入れ替えリスク | × 自分で管理 | ○ 自動リバランス |
私自身は個別株派です。三菱UFJやJTのように「この会社をずっと応援したい」という気持ちで投資するのが好きだからです。でも、投資を始めたばかりの方や忙しい方には、ETFのほうが向いているケースは確実にあります。
3大高配当ETFを一覧比較(2026年5月時点)
それでは、主要3銘柄を比較してみましょう。
| 項目 | 1489 NF・日経高配当50 |
1577 NF・日本株高配当70 |
2564 グローバルX |
|---|---|---|---|
| 連動指数 | 日経平均高配当株50 | 野村日本株高配当70 | MSCIスーパーディビィデンド-日本株式 |
| 構成銘柄数 | 50銘柄 | 70銘柄 | 25銘柄 |
| 分配利回り(実績) | 約2.97% | 約3〜3.5% | 約3.61% |
| 信託報酬(税込) | 0.308% | 0.352% | 0.429% |
| 純資産総額 | 約5,682億円(最大級) | 中規模 | 約713億円 |
| 分配頻度 | 年1回(7月) | 年4回(四半期) | 年4回(四半期) |
| NISA成長投資枠 | ◎ 対象 | ◎ 対象 | ◎ 対象 |
| 対象ユニバース | 日経平均構成銘柄 | 東証上場全銘柄 | 東証上場全銘柄+REIT |
数字だけ見てもピンとこない方のために、それぞれの特徴を詳しく解説していきます。
1489(NEXT FUNDS 日経平均高配当株50)の特徴
安定感と純資産規模が国内最大級
1489は、日経平均高配当株50指数に連動するETFです。日経平均の構成銘柄225社のなかから、予想配当利回りが高い上位50銘柄に絞って投資します。
純資産総額が約5,682億円と国内高配当ETFの中で最大規模を誇ります。純資産が大きいほど、急な解散リスクが低く、売買流動性も高いため、安心感があります。
1489の主な特徴
- 信託報酬:0.308%(3銘柄中で最も低コスト)
- 分配金:年1回(毎年7月)
- 分配利回り:約2.97%(2026年5月時点)
- 対象:日経平均採用銘柄限定(大型・有名企業が多い)
デメリット
分配が年1回のため、「毎月・毎四半期で配当をもらいたい」という方には物足りないかもしれません。また、日経平均の採用銘柄に限定されるため、中小型の高配当株は含まれません。
「コストを抑えて、大型安定株でじっくり積み上げたい人」に向いています。
1577(NEXT FUNDS 野村日本株高配当70)の特徴
70銘柄で幅広く分散、四半期で配当を受け取れる
1577は、野村日本株高配当70指数に連動するETFです。東証に上場する全銘柄のなかから今期予想配当利回りの高い70銘柄を選んでいます。
1489と違い、日経平均外の銘柄も含まれるため、より幅広い分散効果があります。
1577の主な特徴
- 信託報酬:0.352%
- 分配金:年4回(2月・5月・8月・11月)
- 構成銘柄数:70銘柄(3銘柄中で最多)
- 対象:東証上場全銘柄(大型〜中型まで幅広く)
デメリット
信託報酬は1489より若干高め(0.352%)。また構成銘柄数が70と多い分、極端に高利回りな銘柄の影響を受けにくい半面、利回りも平均的になりやすいです。
「四半期ごとに配当を受け取りたい、銘柄分散を広げたい人」に向いています。
2564(グローバルX MSCIスーパーディビィデンド-日本株式)の特徴
25銘柄集中で利回りを最大化
2564は、MSCIスーパーディビィデンド-日本株式指数に連動するETFです。東証上場の株式・REITのなかから、高配当利回りの25銘柄に集中投資します。
3銘柄の中で分配利回りが約3.61%と最も高いのが魅力です。
2564の主な特徴
- 信託報酬:0.429%(3銘柄中で最も高コスト)
- 分配金:年4回(四半期)
- 分配利回り:約3.61%(2026年5月時点)
- REIT(不動産投資信託)も含む
- 純資産総額:約713億円
デメリット
25銘柄という少数への集中投資のため、個別銘柄の減配・業績悪化の影響を受けやすいです。また信託報酬が0.429%と3銘柄中で最高水準。長期保有ではコスト差が積み重なります。
「利回りの高さを優先し、REITも組み合わせたい人」に向いています。
個別株 vs ETF:いちの正直な意見
私は現在、三菱UFJ・JT・INPEX・ヒューリックなど個別株を中心に保有しています。
正直に言います。「個別株のほうが面白い」というのが本音です。
決算を読んで、「この会社は配当を守る経営をしているな」と確認し、自分の判断で買う。この過程が投資の醍醐味だと思っているからです。
ただ、妻に「投資したいけど何を買えばいいかわからない」と言われたとき、私は迷わず1489を勧めました。
理由は3つあります。
- 銘柄選択に悩まなくてよい——どれを買うか考える時間と精神的な負担が不要
- 自動でリバランスされる——値下がりした銘柄は自然に入れ替わる
- コストが低い——0.308%は長期保有でもほとんど影響しない水準
小学校の先生として保護者の方々に「お金の話」をする機会があったのですが、「投資は難しそう」という声を何度も聞いてきました。そういう方に一番最初に勧めるなら、ETFは間違いなく有効な選択肢です。
NISA成長投資枠での活用法
1489・1577・2564の3銘柄はいずれも、NISA成長投資枠の対象です。
通常、ETFの分配金には約20%の税金がかかります。100万円分保有して4万円の分配金をもらっても、手取りは約3.2万円になってしまいます。
ところがNISA成長投資枠で保有すれば、分配金が全額非課税です。4万円がそのまま手元に入ります。
| 保有方法 | 分配金(100万円保有・利回り4%) | 税引後手取り |
|---|---|---|
| 通常口座 | 40,000円 | 約31,900円(税率約20.315%) |
| NISA成長投資枠 | 40,000円 | 40,000円(全額) |
NISA成長投資枠の年間上限は240万円です。高配当ETFをNISAで積み立てていけば、将来の不労所得の柱になり得ます。
「まずNISAの非課税メリットを最大限に活かす」——これが高配当投資の鉄則です。
楽天証券でNISA口座を開くなら
楽天証券はNISA口座の開設数が国内トップクラスで、使いやすい画面と豊富なETF取り扱いが強みです。
1489・1577・2564はすべて取り扱いがあります。
3銘柄の選び方:タイプ別おすすめ
コストを最優先にしたい人 → 1489
信託報酬0.308%は国内高配当ETFのなかでも最低水準です。純資産規模も最大で流動性も高い。「とにかくコストを抑えて長期保有したい」なら1489が最も合理的な選択です。
四半期ごとに配当を受け取りたい人 → 1577
年4回の分配金で生活リズムに合わせてインカムを受け取れます。70銘柄への広い分散で安定感もあります。「定期的に配当を実感しながら投資を続けたい」なら1577です。
利回りを少しでも高くしたい人 → 2564
3銘柄中で実績利回りが最も高く(約3.61%)、REITも含む点でユニークな構成です。「多少コストが高くても利回りを取りたい」なら2564が候補になります。
高配当ETFをさらに深掘りしたい方へ
ETFで投資の基礎を作ったあと、いずれは個別株への投資も検討してみてください。個別株では自分でスクリーニングして「本当に良い会社」を選ぶ醍醐味があります。
ETFから始めて、慣れてきたら個別株へ——それが私の考える王道の順序です。
松井証券でもETFは購入できます
松井証券は25歳以下の手数料無料や、低コストな取引で人気の証券会社です。ETFの少額投資から始めたい方にも向いています。
まとめ:どのETFを選ぶべきか
最後に、この記事のポイントをまとめます。
| こんな人に | おすすめETF | 理由 |
|---|---|---|
| コスト最優先・長期保有 | 1489 | 最低水準の信託報酬0.308%・最大規模 |
| 四半期配当・分散重視 | 1577 | 70銘柄・年4回分配 |
| 利回り最大化・REIT込み | 2564 | 利回り約3.61%・25銘柄集中 |
「ETFは入口、個別株は出口」——まずはETFで高配当投資の感覚を掴み、慣れてきたら自分で銘柄を選ぶ楽しさを体験してみてください。
私も最初の投資は怖かったです。でも今振り返ると、あのとき一歩踏み出してよかったと思っています。あなたの投資の一歩も、きっと未来の自分への最高のプレゼントになります。
※この記事の情報は2026年5月時点のものです。投資判断はご自身の責任のもとで行ってください。

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