「この銘柄、決算どうだったんだろう…増配してくれたかな」
毎年この時期になると、ドキドキしながら決算発表を待ちますよね。私も保有している三菱UFJやJTの決算が出るたびに、スマホをずっとチェックしてしまいます。
2026年3月期の決算が出揃いました。今回は増配・減配の結果と、これからの銘柄選びのポイントをまとめます。「どの銘柄を持ち続けるべきか」「どの銘柄に注意が必要か」を整理していきましょう。
2026年3月期 主要高配当株の決算まとめ
まずは代表的な高配当株の決算結果を一覧で見てみましょう。
| 銘柄 | 年間配当 | 前期比 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 三菱UFJ(8306) | 86円 | +22円 | 大幅増配 |
| JT(2914) | 130円 | +33円 | 大幅増配 |
| 三菱商事(8058) | 125円 | +15円 | 増配 |
| 伊藤忠商事(8001) | 増配 | 12期連続増配 | 増配 |
| NTT(9432) | 5.4円 | +0.1円 | 16期連続増配 |
全体的に見ると、今回の3月決算は主要な高配当株にとって非常に良い決算でした。特に三菱UFJとJTは大幅な増配を発表し、長期保有していた投資家にとっては嬉しい結果となりました。
三菱UFJ・JTの決算をいちの保有目線で評価
三菱UFJ:4期連続最高益・大幅増配で大満足
私は三菱UFJを400株保有しています。今回の決算発表を見たとき、正直「これは嬉しすぎる」と声に出てしまいました。
2026年3月期の連結最終利益は前期比30.3%増の2兆4,272億円。4期連続で過去最高益を更新しました。年間配当も1株あたり86円(前期比22円増)と大幅な増配です。
2021年当時は年間配当25円だったことを考えると、5年間で配当額が約3.4倍になった計算です。長期保有の威力をリアルに感じた瞬間でした。
400株 × 86円 = 34,400円/年の配当収入。来期は96円予定とさらなる増配も期待できます。
JT:カナダ訴訟の和解という懸念材料はあるが増配
JTの2025年度(12月期)の期末配当は1株あたり130円。前年の97円から大幅増配となりました。
ただ、JTはカナダにおける訴訟の和解金支払いが来期の利益に影響する見通しで、2026年度の配当は若干調整が入る可能性があります。この点は引き続き注視が必要です。
それでも、JTは長年にわたって株主還元を重視してきた会社です。一時的な特殊要因による配当調整であれば、長期目線ではそこまで悲観する必要はないと私は考えています。
増配銘柄を選ぶ3つの基準
決算を見るうえで、私が意識している選別基準をご紹介します。
1. 利益成長と配当成長が連動しているか
増配している銘柄のすべてが「良い増配」かというと、そうではありません。大切なのは利益の成長に伴う増配かどうかです。
三菱UFJは利益が30%増えて配当も増えた。伊藤忠は3期連続最高益で12期連続増配。これは「利益が増えたから配当も増やせる」という健全な増配です。
一方、利益が横ばいなのに配当だけ増やし続けている銘柄は要注意。配当性向(利益に占める配当の割合)が年々上がっているようなら、いずれ限界が来ます。
2. 配当性向が適正範囲か(目安:30〜70%)
配当性向が高すぎる銘柄は減配リスクのシグナルです。
・30〜50%:健全。増配余地がある
・50〜70%:やや高め。業績の変動に注意
・70%超:要注意。業績悪化で減配リスク
・100%超:危険信号。赤字転落で即減配の可能性
3. 「累進配当」方針を採用しているか
「配当を減らさない・原則毎年増やす」という累進配当方針を明示している企業は、長期保有に向いています。三菱商事・伊藤忠・三井住友FGなどがこの方針を採用しています。
累進配当の銘柄は、業績が多少悪化しても株主還元を守ろうとする企業姿勢が伝わってくるので、安心して長期保有できます。
減配・配当維持銘柄への向き合い方
増配一色ではなく、今回の決算でも「配当維持」や「減配」を発表した銘柄もあります。
減配が発表されたとき、すぐに売るべきかというと、一概にそうとは言えません。大切なのは減配の理由を確認することです。
- 一時的な特殊要因(訴訟費用・リストラコストなど):長期目線では許容できる場合も
- 本業の競争力低下による構造的な減益:要検討。事業環境の改善見込みがあるか確認
- 過剰な設備投資・M&Aによる利益圧迫:投資の回収期待と照らし合わせて判断
私自身、過去に「あの銘柄、減配したからとりあえず売ろう」と焦って手放して後悔した経験があります。感情ではなく、理由を冷静に分析することが大切です。
決算チェックの習慣をつけよう
今回の2026年3月期決算を通じて、私が改めて感じたことがあります。それは「良い銘柄は決算のたびに自分の選択を正解だったと教えてくれる」ということです。
三菱UFJもJTも、何年も前に買った銘柄です。当時は「高配当だから持っておこう」という感覚でしたが、毎年の決算を経るたびに「やっぱり持ち続けて良かった」と感じます。
決算チェックは難しく考えなくて大丈夫。最低限確認すべきポイントはこの3点だけです。
- 配当はいくらになったか(増配?維持?減配?)
- 利益の増減と配当性向の変化
- 来期の業績・配当予想はどうか
年に1〜2回、5分だけ時間を作ってこの3点を確認するだけで、ポートフォリオの質を長期的に高めることができます。
まとめ:2026年3月決算は主要高配当株に追い風
・三菱UFJ:年86円に大幅増配(来期は96円予定)。4期連続最高益
・JT:年130円に増配。ただし来期は一時的な調整要因あり
・三菱商事:年125円に増配。累進配当継続
・伊藤忠:12期連続増配。3期連続最高益
・NTT:16期連続増配継続
選別基準:①利益成長と配当成長の連動 ②配当性向30〜70% ③累進配当方針の有無
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本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資は自己判断・自己責任でお願いします。株式投資には価格変動リスクがあり、元本割れの可能性があります。

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