「高配当株に投資したいけど、どの銘柄を選べばいいのか全然わからない……」
投資を始めた頃の私も、全く同じ悩みを抱えていました。
2019年に投資を始めた当初、「配当利回りが高い株を買えばいい」という単純な考えで動いた結果、業績悪化で減配した株を掴んでしまった苦い経験があります。当時は小学校教師として忙しい毎日を送りながら、少ない時間で「良い高配当株」を探す方法を必死に試行錯誤していました。
そのときに行き着いたのが「スクリーニング(銘柄条件検索)」という方法です。
スクリーニングを使えば、数千社の上場企業から「自分の条件を満たす銘柄だけ」を一瞬で絞り込めます。もう「どの株を買えばいいかわからない」という状態から抜け出せます。
この記事では、SBI証券のスクリーニング機能を使って高配当優良株を絞り込む手順を、私の実際の体験談を交えながら詳しく解説します。さらに、moomoo証券の分析ツールを組み合わせた最終選別方法もお伝えします。
スクリーニングとは何か?なぜ必要なのか
東証に上場している企業は約3,900社以上あります。その中から「高配当で、財務が健全で、減配リスクが低い銘柄」を手作業で探すのは現実的ではありません。
スクリーニングとは、複数の条件を設定して、条件を満たす銘柄だけを自動で絞り込むツールです。
「3,900社を一瞬で10〜20社に絞り込む——これがスクリーニングの力です。」
私が初めてスクリーニングを使ったとき、正直感動しました。「こんなに簡単に候補を絞れるのか」と思いました。ただし、スクリーニング結果が「正解の株」ではありません。あくまで候補リストです。最後は自分の目で確認することが大切です。
SBI証券のスクリーニング画面へのアクセス方法
SBI証券のスクリーニングは、口座を持っていなくても使える部分があります。ただし、全機能を使うには口座開設が必要です。
アクセス手順
- SBI証券にログイン
- 上部メニューから「国内株式」をクリック
- 「スクリーニング(銘柄条件検索)」を選択
- 条件設定画面が表示される
スクリーニング画面では、財務指標・バリュエーション・配当関連など、多数の条件から選んで組み合わせられます。
いちが実践する4つのスクリーニング条件
私が実際に使っているスクリーニング条件は次の4つです。これを全部満たした銘柄が、私の「高配当候補リスト」に入ります。
条件①:配当利回り 3%以上
まず「高配当株」として最低限の水準を設定します。配当利回り3%以上が基本ラインです。
なぜ3%か。現在の定期預金金利が0.1〜0.5%程度の時代に、3%はリスクに見合う最低限の上乗せ水準だと考えているからです。
ただし、利回りが高すぎる(6〜8%以上)銘柄は注意が必要です。株価が大きく下落した結果として利回りが高く見えているケース(いわゆる「罠の高配当株」)が少なくないからです。
「利回り3〜5%が最もバランスが取れた高配当ゾーンです。」
条件②:配当性向 50%以下
配当性向とは「当期純利益のうち何%を配当に回しているか」を示す指標です。
配当性向が高すぎる(80〜100%以上)と、業績が少し悪化しただけで配当を維持できなくなります。50%以下なら、利益の半分以上が社内に残るため、多少業績が落ちても配当を守る余力があります。
| 配当性向の目安 | 判断 |
|---|---|
| 30%以下 | ◎ 余裕あり、増配余地も大きい |
| 30〜50% | ○ 安定的で健全 |
| 50〜70% | △ 注意が必要 |
| 70%超 | × 減配リスクあり |
私が三菱UFJ(8306)を好きな理由のひとつが、配当性向が適切に管理されている点です。大手銀行として安定した収益基盤のうえに、株主還元をきちんと継続している姿勢が信頼できます。
条件③:増配 3年以上
「3年以上連続で配当を増やしている企業」という条件です。
過去に増配を続けてきた企業は、「株主への配当を大切にする文化」が根付いている可能性が高いです。コロナ禍のような想定外のショックがあっても、配当を維持・増額してきた実績は強力な安心材料になります。
私は「増配の継続」を非常に重視しています。配当が毎年少しずつ増えると、投資元本に対するリターン(いわゆるYOC:投資コストに対する利回り)が上がり続けるからです。
「増配は、企業からの『これからも安心してください』というメッセージです。」
条件④:PBR 1.5倍以下
PBR(株価純資産倍率)は「株価が純資産の何倍で評価されているか」を示します。1倍以下なら「解散価値以下」で買えることを意味します。
高配当株投資では「割安な株を長期保有する」ことが重要です。PBR1.5倍以下を条件にすることで、過大評価されたバブル的な銘柄を避け、割安水準の銘柄に絞り込めます。
実際のスクリーニング操作手順(ステップ別解説)
ステップ1:スクリーニング画面を開く
SBI証券にログインし、「国内株式」→「スクリーニング」の順で進みます。
ステップ2:市場・条件を設定する
まず市場区分を「東証プライム」に絞ることをおすすめします。東証プライムは流動性と企業規模が一定水準以上で、安定性が比較的高いためです。
次に以下の順に条件を追加していきます。
- 「配当利回り(予)」→「3.0以上」を入力
- 「配当性向(予)」→「上限50」を入力
- 「連続増配年数」→「3以上」を入力(または「増配傾向」から選択)
- 「PBR」→「上限1.5」を入力
ステップ3:検索を実行する
条件を設定したら「検索」ボタンを押します。数秒で条件を満たす銘柄一覧が表示されます。
私が試したとき、この4条件でおよそ15〜30社程度に絞り込まれました(市況によって変動します)。
ステップ4:結果を並び替えて確認する
結果一覧は「配当利回り」の高い順に並び替えると確認しやすいです。ただし、最初にも述べたとおり「利回りが高すぎる銘柄には罠がある」ので、上位の極端に高いものは一旦保留にして、4〜5%前後の銘柄を中心に見ていきます。
スクリーニング後の最終選別ポイント
スクリーニングで候補を絞ったあと、さらに個別に確認すべきポイントがあります。
①業種の分散を確認する
候補に挙がった銘柄が同じ業種(例:銀行ばかり・商社ばかり)に偏っていないか確認します。同業種への集中は、業界全体のリスクを一括で受けることになるためです。
②過去の配当推移を見る
IRページや証券会社の銘柄ページで、過去5〜10年の配当推移を確認します。コロナ禍(2020〜2021年)に減配していなかったかどうかは特に重要なチェックポイントです。
③自己資本比率を確認する
財務の安定性を示す自己資本比率は40%以上を目安にします。負債が多すぎる企業は、景気悪化時に配当よりも借金返済を優先せざるを得ない状況になりえます。
④ROE(自己資本利益率)を見る
ROEが継続して8〜10%以上あれば、効率よく利益を生み出している企業と判断できます。高配当でも稼ぐ力が弱い企業は、将来的な減配リスクが高まります。
moomoo証券の分析ツールと組み合わせる方法
SBI証券でスクリーニングした候補を、moomoo証券のアプリで詳細分析するのが私のルーティンです。
moomoo証券のアプリは、無料で使える高機能な分析ツールとして投資家の間で人気が高まっています。
moomooで確認できる情報
- 財務グラフ:売上・利益・自己資本の推移を視覚的に確認できる
- 配当履歴:過去の配当支払い実績をグラフで表示
- 機関投資家の動向:大口の買い・売りの動きを把握できる
- スクリーナー機能:約100項目の指標で絞り込み可能
- アナリスト評価:複数のアナリストによる目標株価・評価を一覧で確認
実際の使い方の流れ
- SBI証券のスクリーニングで候補を20〜30社に絞る
- moomooアプリで各候補銘柄のページを開く
- 「財務」タブで売上・利益の推移(直近5年)を確認
- 「配当」タブで過去の配当推移と配当性向を確認
- 気になる銘柄をウォッチリストに追加し、決算発表前後に動きをチェック
moomooは口座開設が必要ですが、口座開設と入金でキャンペーンボーナスがもらえるキャンペーンが定期的に開催されています。分析ツールの質は国内証券会社の中でもトップクラスです。
いちの実際のスクリーニング体験談
私がJT(日本たばこ産業)に投資したきっかけも、スクリーニングでした。
2022年ごろ、「配当利回り4%以上・配当性向50%以下・増配傾向あり」という条件でスクリーニングをかけたとき、JTが候補に入ってきました。当時はロシア事業の売却が話題になっており、株価が割安圏にありました。
moomooで財務推移を確認したところ、海外たばこ事業の利益が安定していることがわかり、「配当を守る余力がある会社だ」と判断して購入しました。
「スクリーニングは感情を排除して、数字で候補を絞る合理的な道具です。」
ただし、スクリーニングだけで投資判断を下したことは一度もありません。スクリーニングはあくまでスタートライン。そこからの深掘りが投資の本当の醍醐味だと思っています。
SBI証券の口座を持っていない方へ
SBI証券のスクリーニング機能はSBI証券口座があると使いやすく、日本最大の口座数を誇ります。手数料の安さと使いやすさで、初心者から上級者まで幅広く支持されています。
スクリーニングだけでなく、実際の投資口座としても優秀です。
楽天証券も選択肢のひとつ
楽天ポイントを活用して投資できる楽天証券も人気です。楽天市場をよく使う方や楽天カードを持っている方には特にメリットが大きいです。
松井証券は25歳以下は手数料完全無料
松井証券は25歳以下の国内株手数料が完全無料です。若い世代が投資を始めるのに最もコストが低い選択肢のひとつです。
まとめ:スクリーニングで「考える前の一歩」を省力化する
この記事でお伝えしたことをまとめます。
- SBI証券のスクリーニングを使えば、3,900社以上から条件を満たす銘柄を瞬時に絞り込める
- 基本条件は「配当利回り3%以上・配当性向50%以下・増配3年以上・PBR1.5倍以下」の4点
- スクリーニング後はmoomooの財務・配当分析ツールで深掘り確認を行う
- 最終判断は自分の目で財務と業種を確認してから
スクリーニングは「センスがなくても、正しい手順を踏めば良い銘柄に近づける」ための道具です。
私が10年間の教師生活で学んだことのひとつが「仕組みを作れば誰でも同じ結果に近づける」ということ。投資も同じです。感情ではなく、仕組みで動く。そのための第一歩がスクリーニングです。
ぜひ今日、SBI証券のスクリーニング画面を開いてみてください。きっと「やってみたらなんとかなる」という感覚が得られるはずです。
※この記事の情報は2026年5月時点のものです。投資判断はご自身の責任のもとで行ってください。
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