今週の相場、見ていて心臓に悪かった方も多かったのではないでしょうか。
月曜日に日経平均が8連騰で+1,100円超の上昇。翌火曜日に-2,565円の急落。そして木曜日に史上最高値を更新したと思ったら、金曜日には過去3番目の下げ幅となる-3,005円の大暴落。
1週間で約10,000円分の上下を経験した、ここ数年でも記憶に残る乱高下の週でした。
私自身、今週は少しデイトレもやっていました。レーザーテック(6920)を中心に触っていて、ほぼそれだけで約13万円の利益が取れました。素直にうれしかったです。デイトレはメインではないですが、コツコツ続けていこうと思っています。
ただ高配当株のポートフォリオは完全に別の話で、こちらは何もしませんでした。「動かさない」という選択が、高配当株投資家の最大の武器です。
- 今週(6/22〜6/26)の日経平均の動きと背景
- 8連騰→最高値→過去3番目の暴落まで、それぞれの原因
- 高配当株投資家が静観できた3つの理由
- 来週(6/29〜7/3)の注目点
今週の日経平均、何が起きたのか
まず今週(6月22日〜26日)の動きを整理します。

| 日付 | 終値 | 前日比 | 主な材料 |
|---|---|---|---|
| 6/22(月) | 72,353円 | +1,103円 | 8連騰・52年ぶり最長連騰 |
| 6/23(火) | 69,788円 | -2,565円 | 急反落 |
| 6/24(水) | 69,175円 | -613円 | マイクロン決算前の警戒売り |
| 6/25(木) | 72,366円 | +3,191円 ★最高値 | マイクロン超絶決算・純利益15倍 |
| 6/26(金) | 69,360円 | -3,005円 ▼過去3番目 | OpenAI上場延期・KOSPI8%超暴落 |
| 日付 | 終値 | 前日比 | 主な要因 |
|---|---|---|---|
| 6/22(月) | 72,353円 | +1,103円 | 8連騰・前週の勢い継続 |
| 6/23(火) | 69,788円 | -2,565円 | 過熱感・AI半導体の利確売り |
| 6/24(水) | 69,175円 | -613円 | マイクロン決算発表前の警戒売り |
| 6/25(木) | 72,366円 | +3,191円 | マイクロン超絶決算・★史上最高値更新 |
| 6/26(金) | 69,360円 | -3,005円 | OpenAI IPO延期 + KOSPI暴落|過去3番目の下げ幅 |
週の始まり(6/19終値)が約71,250円、週末が69,360円。約1,890円の下落で終わった週でした。数字だけ見れば「そこまで?」と思うかもしれませんが、その間にあった10,000円分の上下動は、本当に体力を削られる展開でした。
8連騰はなぜ起きたのか
前週から続いていた8連騰の背景には、AI・半導体関連への強気な見方がありました。米国株のNASDAQを中心に上昇トレンドが続き、日本のレーザーテック・東京エレクトロンといった半導体関連株が牽引していました。
火曜日の急落(-2,565円)
連騰による過熱感が一気に解消されました。前週だけで日経が+5,230円上昇していた反動が、月曜日の8連騰のあと一気に出た形です。「上がりすぎたものが売られる」典型的なパターンです。
水曜日:マイクロン決算前の警戒売り
水曜日(日本時間)の夜、米マイクロン・テクノロジーの決算発表が予定されていました。「期待に届かなければ大幅安もある」という警戒感から、半導体関連を中心に売りが続きました。
木曜日:マイクロン「満点以上」の超絶決算で最高値更新
そのマイクロンの決算が、市場予想を大幅に上回りました。
- 売上高:414.6億ドル(前年同期比+346%)
- 純利益:前年同期比15倍(過去最高)
- EPS:25.11ドル(過去最高)
- 決算後の株価:時間外+15〜16%急騰
AI向けHBM(高帯域幅メモリ)の需要が爆発的に伸び、まさに「満点以上」の内容でした。これを受け、東京市場では半導体・AI関連株が総上げとなり、日経平均は史上最高値(72,366円)を更新しました。
金曜日:OpenAI IPO延期 + KOSPI暴落で過去3番目の下げ幅
木曜日の最高値更新から一夜明け、金曜日は冷水を浴びせるニュースが重なりました。
- OpenAI IPO延期報道:2026年内から2027年に延期検討と報道。1兆ドルの評価額を目指すため時期を見極める方針。SoftBankが12%超の急落
- 韓国KOSPI 8%超の暴落:AI株売りが韓国市場に波及し、サーキットブレーカーが発動。Samsung・SK Hynixも大幅安。アジア全体に売りが広がった
この2つが重なり、前日に最高値をつけたばかりの日経平均は-3,005円の大幅安。下落幅は過去3番目を記録しました。
高配当株投資家が「静観できた」本当の理由
私は今週、高配当株ポートフォリオは一株も売りませんでした。買い増しもしませんでした。
過去3番目の暴落が起きた金曜日でも、含み損が増えた画面を一度見て、そのまま閉じました。なぜそれができたのか。理由は3つあります。
理由①:配当金を受け取る目的で持っているから
保有しているのはJT・三菱UFJ・INPEXといった高配当銘柄です。株価が動いても、配当方針が変わらない限り「受け取るお金」は変わりません。
2019年から投資を始めた私が学んだのは、「株価は毎日動くが、配当は年に2回しか変わらない」という事実です。
理由②:今週が6月権利確定日だったから
6月26日(本日)は、6月に権利確定する銘柄の「権利付き最終日」でした。本日の引け時点で保有していれば、配当権利が確定します。
暴落の日でも、配当権利は確定します。「配当をもらう」というゴールを持っておくと、感情的な売りが自然と消えます。
理由③:どんな急落も「なぜ?」を知ると怖くない
今日の-3,005円は「OpenAIのIPO延期」と「KOSPIの暴落」が重なった特殊な事情です。マイクロン決算は「超絶」で、日本の半導体産業の地力は変わっていません。
「なんか大暴落してる」と「AI株のバリュエーション調整と韓国市場の連鎖安だ」では、次の行動がまったく変わります。情報を持っている人は、感情に流されにくい。
乱高下相場で高配当株投資家がやるべき3つのこと
① 週次・月次でポートフォリオを確認する習慣をつける
日次で見ると感情が揺れます。今週のように1日で最高値、翌日に過去3番目の暴落という週は特に。週次で見ると「-1,890円で終わった」という事実だけが残ります。
② 「権利確定スケジュール」を手帳に書いておく
6月・12月は多くの高配当銘柄の権利確定月です。暴落の日でも「今日は権利確定日だから売らない」という判断軸があれば、損切りの誘惑に負けずに済みます。
③ 急落の「原因」を5分で調べる習慣をつける
今回のようなOpenAI/KOSPI起因の暴落は、業績悪化ではなくセンチメント(市場心理)の問題です。原因がわかれば、慌てて売る必要がないと判断できます。
来週の相場、どう見るか
- OpenAI IPO騒動の沈静化:2027年延期が確定するのか、撤回されるのかで市場心理が変わる
- 米国6月雇用統計(7/3発表予定):雇用が強ければ利下げ期待後退、ハイテク株に逆風も
- 権利落ち後の高配当株の動き:6月権利確定後は利確売りが出やすいため、一時的な下落には注意
- KOSPI・韓国動向:サーキットブレーカー後の韓国市場の回復具合がアジア株全体に影響
ただし、高配当株投資家としての基本姿勢は変わりません。「配当方針が変わらない限り、株価の短期変動は本質ではない」。
まとめ:歴史的な乱高下の週を、高配当株で乗り越えた
今週は本当に激しい1週間でした。
8連騰→急落→マイクロン超絶決算での最高値更新→OpenAI IPO延期とKOSPI暴落での過去3番目の大暴落。これだけのドラマが5日間に詰め込まれました。
この週に「感情で動かなかった」ことが、高配当株投資家として正しい行動でした。
その目的さえ忘れなければ、過去3番目の暴落の日でも、ブレずにいられます。
※この記事は投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。掲載データは2026年6月26日時点の情報を基にしています。

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