2026年、僕(いち)は三菱UFJ(8306)を合計300株まで買い増ししました。もともと100株を保有していて、今年の1月から4月にかけてコツコツと買い増した形です。「底値で買おう」と狙っていたわけではなく、決算発表までに欲しい分を揃えておきたかったというのが正直なところ。結果的に決算後に株価が上がったので、間に合ってよかったという感じです。
以前の記事では「初めて買った高配当株として三菱UFJを選んだ話」を書きましたが、今回は主力銘柄として腰を据えて買い増した戦略と判断の根拠を、リアルな数字とともに振り返ります。三菱UFJを買おうか迷っている方も、すでに保有している方も、参考にしてもらえる内容にしたつもりです。
- いちが三菱UFJを400株まで買い増した具体的な戦略
- 2026年3月期本決算の評価ポイント(純利益2.4兆円・増配・自社株買い)
- 今後の買い増し方針(単元未満株でコツコツ)
「2,700円を割ったら買う」と決めていた理由
三菱UFJはずっと前から「主力にしたい銘柄リスト」に入っていた銘柄でした。ただ、2025年後半からの株価上昇局面では3,000円を超える場面も多く、僕は「自分なりの買い場ルール」を決めて待つことにしていました。
その僕ルールが「2,700円を割ったら追加で買い増す」というものです。ルールを決めておくと、「今買う?まだ待つ?」と毎日悩まなくて済むので、余計なストレスがなくなります。
2,700円という水準は、僕が見ていた配当利回りの目安(だいたい2.7%前後)を確保できるラインで、かつチャート的にも一度サポートされていた価格帯。「この値段まで来たら、配当利回りベースで納得できる」というラインを自分の中で決めておくと、いざ株価が下がったときに躊躇なく買えます。
三菱UFJ(8306)の最新基本情報
まずは2026年5月時点の三菱UFJの基本情報を整理しておきます。最初に月足チャートで、この銘柄が長期でどう動いてきたかを見てほしいです。
データ: Yahoo Finance
月足チャートを見ると、ここ数年で株価が大きく伸びているのが分かります。2020年代前半の低迷期から、利上げ局面に入った2022〜2024年にかけて急加速。長期で持ち続けた人が報われている典型的なチャートです。
- 証券コード:8306(東証プライム)
- 株価:約2,929円
- 2026年3月期 年間配当:86円(前期74円から+12円増配)
- 2027年3月期 配当予想:96円(前期比+10円)
- 予想配当利回り:約3.28%
- 決算期:3月
- 事業:銀行・信託・証券・カード・リース など
注目してほしいのは、僕が買っていた4月時点と比べて株価がさらに上がっていること。決算前に仕込みを終わらせて、決算後の上昇に乗れた形になりました。「決算前に買う」というのは正解だったと、結果論ですが安堵しています。
2026年3月期本決算の評価|上方修正をさらに上回る着地
2026年5月15日に発表された三菱UFJの2026年3月期通期決算は、僕の予想以上にポジティブな内容でした。
純利益2兆4,272億円|4期連続の過去最高益
連結純利益は前期比+30.3%の2兆4,272億円。2025年11月に発表された上方修正後の予想(2兆1,000億円)すら大きく上回る着地となりました。日本企業で純利益2兆円を超えるのは数えるほどしかなく、メガバンクの収益力の高さが改めて証明された形です。
配当を74円→86円に増額、来期は96円予想
同時に、前期の年間配当が当初予想74円から86円に増額されました。さらに2027年3月期の配当予想は96円。100株保有なら年間9,600円、僕の400株なら年間38,400円の配当が見えてきたことになります。
| 年度 | 年間配当(円/株) | 前期比 |
|---|---|---|
| 2022年3月 | 28円 | +3円 |
| 2023年3月 | 32円 | +4円 |
| 2024年3月 | 41円 | +9円 |
| 2025年3月 | 60円 | +19円 |
| 2026年3月(実績) | 86円 | +26円 |
| 2027年3月(予想) | 96円 | +10円 |
5年で配当が3倍以上になっている計算です。しかも「来期はさらに増やします」という予告まで出ている。長期保有していてこんなに気持ちのいい銘柄は、なかなかありません。
新たに1,000億円の自社株買いも発表
さらに同日、発行済株式数の0.40%・上限1,000億円の自社株買いも発表されました。配当増配+自社株買いという「ダブル株主還元」で、SNSでも「ダブル増配」と話題になっていたほどです。
いちの買い増し戦略の振り返り|段階的分散・決算前仕込み
ここで、僕の買い増し方針を整理しておきます。
もともと100株を保有していて、今年の1月から4月にかけて少しずつ買い増しを進めました。「ここが底だ」と読んで一気に買ったわけではなく、コツコツ分散して買い続けた結果、平均取得単価は約2,725円になりました。総投資額はざっくり109万円ほどです。
戦略のポイント①:底値を狙わず、分散して買い続ける
「底値で買いたい」という気持ちは誰でも持ちますが、実際には底がどこかは後から分かるもの。狙って買えることはほとんどありません。それより「欲しい水準になったら少しずつ買い続ける」という発想の方が、長期投資ではうまくいきやすいと僕は感じています。一気に買うよりも、買値が平均化されてメンタル的にも安定します。
戦略のポイント②:決算前に欲しい分を揃えておく
もう一つ意識したのは、「決算発表前までに欲しい分を揃えておく」こと。三菱UFJは利上げの追い風もあり、「好決算が出ても不思議じゃない」という読みがあったので、決算発表後に株価が動く前に仕込みを終わらせることを意識していました。
結果的に決算後に株価が上がって含み益も拡大しましたが、これは運も大きかったと思っています。決算を読んでギャンブルしたわけではなく、「割安と感じた銘柄を、自分のペースで買い続けた」という感覚です。
今後の方針|単元未満株でコツコツ買い増し
「400株でもう十分?」と聞かれそうですが、僕の答えは「まだ買い増す。ただし単元では買わない」です。
理由はシンプルで、株価がここまで上がってきた以上、100株単位(約30万円)で買うのはタイミングがシビアすぎるから。なので、これからはSBI証券のS株や楽天証券のかぶミニを使って、1株ずつコツコツ買い増していくつもりです。
- 毎月決まった日に「1〜3株だけ買う」
- 株価が下がった日に「気持ち多めに買う」
- 配当が振り込まれたら、その分を再投資
このやり方なら、株価がいくらになっても「とりあえず買える」ので、メンタルが安定します。小さく続けることが、長期投資では一番強いと思っています。
三菱UFJを買い続ける根拠
株価が2,929円まで上がっても、来期予想配当96円で計算すれば配当利回りは約3.28%。「高配当株」と呼ぶには控えめですが、メガバンクの安心感と増配継続の実績を考えれば十分許容範囲です。増配と自社株買いが続いている限り、配当株として持ち続ける価値は十分にあると思っています。
三菱UFJのリスクと注意点
- 金利低下リスク:日銀が利上げを止めて再び金融緩和に戻ると、利ざやが縮小して業績の追い風が消える
- 株価変動リスク:銀行株は金融政策に敏感で、日銀総裁の発言一つで5%動く日もある
- 世界景気の悪化リスク:海外事業(モルガン・スタンレー、東南アジア)が逆風になる可能性
- 規制リスク:金融機関は規制が厳しく、政策変更が業績に影響する
僕も400株保有しているからこそ言いますが、銀行株は金融政策と切っても切り離せない銘柄です。日銀の政策決定会合の前後は値動きが荒くなることを覚悟しておく必要があります。
読者の方へのメッセージ
すでに三菱UFJを保有している方へ
含み益が大きくなって「利確すべきか迷っている」方へ。僕の考えはシンプルで、基本的にはホールドでいいと思っています。
理由はシンプルで、①増配が続いていて持ち続けるほど配当収入が増える、②自社株買いで1株あたりの価値が上がり続けている。この2点が続く限り、わざわざ売る必要はないと考えています。
もちろん「含み益を確定したい」という気持ちは理解できます。その場合でも、全部売るのではなく一部だけ残すのが現実的です。残った株が配当を生み続けてくれるので、売った後も配当という形で報われ続けます。
これから三菱UFJを買おうか迷っている方へ
「株価が上がってしまって今さら買いにくい」という方もいると思います。でも配当利回りが3%台を維持している間は、長期目線では十分買える水準です。いきなり100株(約30万円)を買う必要はなく、SBI証券のS株や楽天証券のかぶミニで1株ずつ少しずつ始めるのがおすすめです。
まとめ|三菱UFJを400株まで買い増した理由
- もともと100株保有。「2,700円を割ったら買う」と決めて、2026年4月に段階的に300株買い増した
- 平均取得単価は約2,725円、合計400株
- 2026年3月期は純利益2.4兆円・配当86円・自社株買い1,000億円のトリプル株主還元
- 今後は単元未満株でコツコツ買い増す方針
三菱UFJはもう「初心者が初めて買う安心銘柄」というだけでなく、本気で配当ポートフォリオの主力に据えていい銘柄になっていると感じます。少なくとも僕は、これからも淡々と買い増していくつもりです。
大事なのは、「自分なりの買い場ルール」を決めておくこと。利回り何%、株価いくらまで下がったら買う――そんなルールを1つ持つだけで、相場に振り回されずに買い増しできるようになります。
※この記事は投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。掲載データは2026年5月時点の公開情報を基にしています。

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