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NTT(9432)とは?配当・業績・特徴を元教師が解説【高配当株】

「NTTって聞いたことはあるけど、株として買っていい銘柄なの?」

そう思っていませんか?NTT(日本電信電話株式会社、証券コード:9432)は、日本でもっとも知名度が高い企業のひとつです。ドコモでスマホを使っている人、自宅の光回線を使っている人なら、すでに何らかの形でNTTグループのサービスにお世話になっています。

「一番身近な企業が、実は一番投資しやすいかもしれない。」

私自身も2019年から高配当株投資をはじめ、NTTは早い段階からウォッチリストに入れていた銘柄です。この記事では、元教師として「わかりやすく、正直に」NTTの魅力とリスクを解説していきます。

目次

NTTとはどんな会社?

NTT(日本電信電話)は、NTTドコモ・NTTデータ・NTT東日本・NTT西日本などを傘下に持つ、日本最大の通信グループです。グループ全体の売上高は約13兆円、従業員数は約30万人。日本の通信インフラを支える「社会の土台」とも言える存在です。

グループ会社主な事業
NTTドコモ携帯電話・スマートフォン通信
NTT東日本・西日本固定電話・光回線(フレッツ光)
NTTデータITシステム・DX支援
NTTコミュニケーションズ法人向けネットワーク

2023年にはNTTドコモを完全子会社化し、グループの一体経営をさらに強化。海外事業にも積極的で、グローバルなITサービス企業として成長戦略を描いています。

「毎月スマホ料金を払っているなら、その会社のオーナーになるという発想も悪くない。」

2023年の25分割:1株から買いやすくなった

NTTといえば、2023年に実施した25分割が話題になりました。分割前は1株が4,000円前後だったため、100株単元では約40万円が必要でした。それが分割後は1株160〜180円前後となり、100株で約1万6,000〜1万8,000円から投資できるようになったのです。

これは「NTTに投資したかったけど金額が大きすぎて手が出せなかった」という初心者・若い世代への大きなメッセージでした。私も娘たちに「将来、お小遣いで株を買うならNTTみたいな会社がわかりやすいよ」と話すことがあります。

「株は高いものという思い込みが、投資への一歩を遅らせていることがある。」

配当実績・利回り・連続増配の状況

25年以上の連続増配という事実

NTTの最大の魅力は、なんといっても連続増配の実績です。

年度1株配当(円・分割後換算)配当利回り(目安)
2022年3月期4.8円約3.0%
2023年3月期5.0円約3.0%
2024年3月期5.1円約3.1%
2025年3月期(予)5.4円約3.2〜3.5%

※数値は25分割後の単価に換算。利回りは株価により変動します。

NTTは25年以上の連続増配を続けています。リーマンショックもコロナショックも乗り越えながら、一度も配当を下げなかった。この事実は、長期投資家にとって非常に強い安心材料です。

「25年間、一度も配当を下げなかった。この事実だけで、どれだけ信頼できる企業かわかる。」

主要投資指標を初心者向けに解説

PER(株価収益率)

NTTのPERは11〜14倍前後(2024〜2025年水準)。一般的な目安である15倍を下回る水準で、通信インフラ株としては割安感があります。

PBR(株価純資産倍率)

PBRは1.5〜2.0倍前後。銀行株などと比べるとやや高めですが、通信インフラという安定事業を持つ企業としては標準的な水準です。

ROE(自己資本利益率)

ROEは12〜15%前後。日本企業平均(8〜10%)を大きく上回っており、資本を効率的に使って利益を出している優良企業のひとつといえます。

「ROEが高い=株主のお金を上手に使っている企業。NTTはその基準を満たしています。」

通信株特有のリスク:正直に伝えます

① 競争激化リスク

かつての独占的地位とは異なり、今のNTTにはソフトバンク・KDDI・楽天モバイルという強力な競合がいます。特にスマートフォン市場での料金競争は激しく、収益を圧迫する要因になりえます。

② 設備投資の重さ

5G網の整備、光回線の維持・拡張、海外インフラへの投資——通信会社は常に莫大な設備投資が必要です。この「資本支出の重さ」は、フリーキャッシュフローを圧迫しやすい構造的な課題です。

③ 規制リスク

NTTは政府が一定の株式を持つ特殊な企業です。国の政策や規制変更が、事業内容や料金設定に直接影響することがあります。過去の「携帯料金値下げ圧力」のような政治的リスクも考慮が必要です。

「安定の裏側には、成長の限界がある。それも含めて選ぶのが長期投資家の目線。」

高配当株投資家として:私がNTTを評価する理由

理由①:「日本中の通信を支えている」事業の安定性

スマートフォンを持つ人が増え続ける限り、NTTドコモの顧客は減りません。光回線は今や生活インフラです。私自身の自宅もNTTの光回線を使っていますし、妻のスマホもドコモです。毎月の支出がそのままNTTの収益になっているわけで、「使う側から持つ側へ」という発想の転換が、投資のおもしろさだと感じています。

理由②:25年連続増配という圧倒的な信頼実績

娘が成人するまでの間、配当が増え続けると考えると、長期保有のモチベーションが自然と湧いてきます。「配当が毎年少しずつ増える」という安心感は、共働き4人家族の家計管理においても大きな意味を持ちます。

理由③:25分割で少額から積み立てやすい

100株・1万6,000〜1万8,000円前後から持てるようになったことで、NISAの成長投資枠を使った長期積立がしやすくなりました。初心者が「最初の1銘柄」として選ぶのに最適な銘柄のひとつです。

注意点:これだけは覚えておいてください

  • 利回りは3%前後:高配当の定義としてはやや低め。大きな値上がりも期待しにくい
  • 株価の動きは緩やか:短期売買には向いていない。長期保有前提で持つ銘柄
  • 規制産業ゆえの制約:政策変更リスクは常に意識しておく必要がある

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資は必ずご自身の判断と責任のもとで行ってください。

元教師・いちの一言

学校の教室でよく「電話ってどこの会社が作ってるの?」という話になることがありました。インターネットも、スマートフォンの電波も、気がつけばNTTグループが支えている部分はとても多い。「身の回りのサービスを提供している会社の株を持つ」というのは、投資の基本中の基本です。

難しいことを考えるより前に、「自分が毎月お金を払っているサービスはどこの会社が提供しているか」を考えてみてください。NTTはその答えのひとつとして、多くの初心者投資家に選ばれてきた理由があります。

「投資の入口は、意外と自分の生活の中にある。」

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この記事を書いた人

教員 × 株式トレーダー
教育と投資、そして自由な生き方をテーマに発信しています。
ブログ「安定から自由へ。」で、人生の再設計を綴ります。

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