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半導体決算の答え合わせが終わった2026年5月相場|高配当株投資家はこう見ている

好決算なのに株価が冴えない理由【2026年5月相場解説】のアイキャッチ
この記事は自分用の記録です。読み物として整えていないので、内容や文章は勘弁してください。

半導体の決算が出た。決算発表に向けてがんがん上がってきた相場が、答え合わせを終えて急に失速した。

業績が悪かったわけじゃない。でも株価は上がらなかった。それどころか、上がっていた分を削るように下げ始めた。

「なんで?」と思った人も多いと思う。今回はこの流れを整理して、今の相場が抱えている問題と、これから何が注目されているかを書いておく。高配当株投資家としての自分の見方も最後に添えた。

この記事を読むと分かること

  • 「期待買い → 答え合わせ失速」という相場の動きの仕組み
  • 今の相場を重くしている2つの問題(金利とホルムズ海峡)
  • 次の期待材料として注目されているスペースXのIPO
  • 高配当株投資家として今どう動くべきか
目次

「期待買い」で上がり続けた相場

今年の春、相場が強かった理由のひとつは半導体への期待だった。AI需要が続いている、データセンター向けの投資が拡大している、メモリの需給が引き締まっている——そういった期待が積み重なって、半導体関連銘柄を中心に株価がじわじわと上がり続けた。

「決算が出れば良い数字が出るはず。なら今のうちに買っておこう」という動きが積み重なるのが期待買いだ。決算という「答え合わせ」が近づくにつれて株価が上昇していくのは、このためだ。

日経平均は5月7日に62,833円(年初来高値)をつけ、米国のS&P500も5月15日に7,501ptで史上最高値を更新した。この時点では、まだ上昇の勢いがあった。

答え合わせで失速した

そして決算発表が始まった。キオクシア、SanDisk、アドバンテスト、Intel——半導体セクターの決算が出揃った。

数字だけ見れば、決して悪い内容ではなかった。売上も利益も、それなりに良い水準で着地した。

でも株価は下がった。

なぜか。答えはシンプルで、「すでに織り込んでいた」からだ。

期待買いで先に上昇した分、「良い決算が出る」という期待は株価にすでに反映されていた。実際に良い数字が出ても「予想通り」では新しい買い材料にならない。むしろ「決算が出た=これ以上上がる理由がない」と判断した人が売りに回る。これが材料出尽くしと呼ばれる動きだ。

上がっていた分だけ、落ちるときも鋭くなる。日経平均は高値から5日ほどで約2,000円を削った。

相場を重くしている2つの問題

決算の失速に加えて、相場が向き合わなければならない問題が2つある。

① 米国の金利が下がらない

年初には「今年こそ利下げが来る」という期待があった。しかし米国の物価指標が想定より高止まりしており、FRBは慎重な姿勢を崩していない。利下げ観測が後退し、金利が高いまま維持されるという見方が広がっている。

金利が高いと株式の相対的な魅力が下がる。「高金利の債券を持っていれば安定した利回りが取れるのに、なんでリスクを取って株を買うの?」という論理だ。これが相場全体の上値を重くしている。

② ホルムズ海峡リスク

5月に入ってから、中東の地政学リスクも意識されるようになった。米国とイランの核協議が停滞し、ホルムズ海峡の封鎖リスクが浮上している。

ホルムズ海峡は中東産の石油が通る輸送の要所だ。ここが封鎖されると原油供給が絞られ、エネルギー価格が上昇、インフレが再燃する。インフレが再燃すれば金利はさらに下がりにくくなる——という連鎖が市場の頭の中にある。

実際に封鎖が起きているわけではないが、「起きるかもしれない」という不安が株式市場を不安定にする材料になっている。

次の注目材料:スペースXのIPO

重い話が続いたが、相場が注目している前向きな材料もある。スペースXのIPOだ。

近日中にIPOが予定されているとの報道が出ており、市場の期待感は高い。イーロン・マスク率いるスペースXは宇宙輸送・スターリンク衛星インターネットで急成長しており、上場すれば時代を代表する銘柄になる可能性がある。

こういった「大型IPO」は相場全体の活性化剤になることがある。新しい投資先が生まれることで資金の流入が増え、周辺の宇宙・通信・AI関連銘柄も注目を集めやすくなる。「スペースXが上場すれば相場が盛り上がる」という期待が、今の閉塞感を打ち破るきっかけになるかもしれない。

ただし、これもまた「期待」だ。実際にIPOが成功し、株価が上がるかどうかは、蓋を開けてみないとわからない。

正直なところ、相場は今も不安定だ

金利とホルムズ海峡という2つの問題を抱えながら、スペースXへの期待を頼りに相場がどこまで持ちこたえられるか。ここ数日の値動きを見ていると、答えは出ていない。

上がったかと思えば翌日に下がる。少し戻したと思えばまた売られる。方向感が出ない相場が続いている。これは誰が見ても明らかだと思う。「わからない」という正直な言葉が、今の相場を最も正確に表している。

高配当株投資家として今どう動くか

こういう相場になると「一旦売った方がいいか」「買い増すタイミングを待つべきか」と悩む人が出てくる。

僕の答えはシンプルだ。何もしない。積み立てだけ続ける。

理由は明快で、高配当株投資の収益源は「株価の上昇」ではなく「配当」だからだ。相場が冴えなくても、保有している銘柄が配当を出し続ける限り、僕の運用は前に進んでいる。

今年に入ってから僕が持っている主要銘柄の配当は増えている。

  • 三菱UFJ(8306):86円(前期60円)→ 来期予想96円
  • JT(2914):242円(前期234円)→ 2期連続増配
  • 伊藤忠商事:12期連続増配継続

この増配が積み重なって、僕のポートフォリオ全体の年間配当は12,201円増えた。買い増しをしたわけじゃない。持ち続けていたら、銘柄が勝手に配当を増やしてくれた。これが長期保有の意味だと思っている。

来期の業績見通しも悪くない。「相場が冴えない」と言いながら、配当という観点では安心できる状況が続いている。株価の動きとは別の軸で判断できるのが、高配当株投資の強みだ。

ただし、MUFGとJTは今すぐ買い増さない

一方で、正直に書いておくと、今の三菱UFJとJTは積極的に買い増すつもりがない。理由は単純で、株価が上がりすぎて配当利回りが微妙になってきたからだ。

業績が悪くなったわけではない。むしろ両社とも好調だ。でも株価が上がれば利回りは下がる。「この価格で買って、何%の配当利回りになるか」という視点で見ると、今は少し割高感がある。

だから今は待つ。相場が調整して株価が下がったタイミングで、また買い増せればいいと思っている。「良い銘柄を、良いタイミングで買う」——焦って追いかけない。それだけだ。

「売らない」は戦略だ

不安定な相場で「売らない」という選択は、消極的に見えるかもしれない。でも僕は売らないことが積極的な戦略だと思っている。

売れば配当が止まる。保有し続ければ、相場が回復したときに株価上昇と配当の両方が手に入る。「今が底かどうかわからない」からこそ、わからない状況での最善手は持ち続けることだ。

行動 相場が回復したとき 待機中の配当
売って現金化 戻りを逃す なし
ホールド継続 株価上昇の恩恵あり もらい続ける

まとめ

この記事のポイント

  • 決算前の「期待買い」で相場が上昇 → 決算発表(答え合わせ)で材料出尽くし・失速
  • 金利高止まりとホルムズ海峡リスクが相場の重しになっている
  • スペースXのIPOが次の注目材料だが、「期待」の段階
  • 増配が積み重なり年間配当が12,201円増えた。株価とは別に配当という軸で安心できる
  • MUFGとJTは株価上昇で利回りが微妙に。追いかけず、下がったときのチャンスを待つ
  • 不安定な今こそ「売らない・積み続ける」が高配当株投資家の正解

相場が不安定なとき、一番やってはいけないのは「不安で動く」ことだ。わからないから動かない、わからないから積み続ける。それが長期投資の強みだと思う。

スペースXのIPOがどう動くか、金利とホルムズがどう解決されるか、続きはこのブログで書いていく。


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※この記事は投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。掲載データは2026年5月時点の公開情報を基にしています。

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この記事を書いた人

元・公立小学校教師。教員時代に「安定した職に就いているのに、なぜか自由を感じられない」と気づき、自分のお金と人生を見直すために投資の勉強を開始。2019年から本格的に株式投資に取り組み、現在は日本の連続増配銘柄を主軸に、米国高配当ETFをサテライトとして運用しています。教師時代に培った「むずかしいことを、やさしく伝える」を強みに、投資初心者がつまずきやすいポイントを丁寧に解説しています。「安定から自由へ。」は、給料以外の収入源をコツコツ育てたい人のためのブログです。

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